そして『焼き鳥弁当』。
辞書を引きながら書かれたという小さな文字に、
それぞれのお菜への丁寧な感想が綴られています。
その丁寧さに、食べることへの敬意と、
描くことの喜びが感じられました。

食事と感謝のかたち どのスケッチにも、
必ず食事サービス課スタッフへの感謝の言葉が添えられています。
日々の食卓が、ただの栄養補給ではなく、
心の交流の場であることを教えてくれます。
Mさんは「スケッチを描くことで、食事を二度楽しめるのよ」
ともおっしゃっていました。
まさにそのとおりだと思いました。
一度は舌で味わい、もう一度は筆先で味わう----
その喜びが、感謝の言葉となって添えられています。
スタッフによれば、誤嚥防止のために、
麺類は別メニューで提供しているそうです。
たとえば、居住棟の11月11日の昼食が
「揚げ茄子のあったかとろろそば」の場合、
ケアセンターでは『豚汁定食』や太刀魚の胡麻照り焼きなど、
より細やかに配慮された献立が用意されているとのことです。
その一皿一皿に、見えない工夫と、
温かい手間が込められているのだと思いました。
お話の途中で、Mさんはふと笑いながら
「私はね、逝きたくても逝けないのよ」とおっしゃいました。
その言葉には、食堂スタッフへの感謝だけでなく、
日々寄り添ってくださるケアスタッフの皆さんへの、
深い信頼と温もりが込められているようでした。
「このスタッフの素晴らしさを、誰かに伝えたかった。
でも、なかなか機会がなく、もどかしかった」とも語られ、
今日、思いのたけを私に話せたことを、とても喜んでくださいました。
記録が届くことを願って この記録が、
どこかの誰かの心に、静かに届きますように。
届くまでには、少し時間がかかるかもしれませんが----。
【 入居者 M.F 】
訪問のきっかけ
今日、ケアセンター本館にお住まいのMさんを訪ねました。
先日の展覧会で、食事のスケッチを出展されていた方です。
どうしてもお話を伺いたくなりました。
居住棟で暮らす私は、
ケアセンターの皆さんのことをほとんど知りません。
思い出すのは、20 数年前、認知症の母が介護されていた日のことです。
母はスタッフの皆様に本当によくみていただきました。
それは間違いありません。
母が施設に入った日、末の娘が涙をこぼすばかりで、
私に叱られていた姿が、今も胸に残っています。
今日、Mさんを訪ねて本当によかった----そう感じました。
あの娘が、今のケアセンターの様子を見たら、何と言うでしょうか。
Mさんのスケッチと語り M さんは91歳になられたそうです。
食事のスケッチは、お身内の5歳のお子さんとの
絵手紙のやりとりがきっかけだったとのこと。
その交流が、今も創作の源になっているのかもしれません。
今回、いくつかのスケッチを拝見し、数点を頂戴しました。
まずは『あんこう鍋』の二枚。
キュートなあんこうが、舌にとろけるうま味へと
変わっていく様子が生き生きと描かれています。
「有難いことです」というMさんの一言は、
食堂スタッフにも、あんこうにも向けられているのでしょうか。
その言葉には、ユーモアと感謝が同居していました。


次に『鰻重』。
「鰻のたれの輝きが出せなくて残念」とおっしゃっていましたが、
鰻の力でしょうか、十分に照りが感じられる、力強い一枚です。
見ているこちらのほっぺたが落ちそうになります。

【 入居者 M.F 】
青空に咲く皇帝ダリヤ、冬の空に凛と立つ。

きれいですね~~ 光沢のある真っ赤な実をつけているのはクロガネモチ。

頬染めるようなピンクサのザンカ、 花言葉はーーー『素直な愛』。

高原の冬に、久しぶりのうわさ花し。
【 入居者 E.W 】

『希望のマーガレット』に寄せて
文化祭作品展 展示会場で、このオレンジの花に目が留まりました。
どうやって作ったのだろう?
こんなに小さく色紙を千切って、重ねて、重ねて......
とても気になって、ケアセンターへインタビューに伺いました。
作品名は『希望のマーガレット』。
「希望」は、マーガレットの花言葉だそうです。
作品は4枚に分けて制作され、期間は約一か月。
レクリエーションの時間に、1枚を3〜4人で担当し、
最後に4枚が合わさり、一つの大きな花となりました。
合わせるまで、どんな絵になるのか分からず、
ドキドキだったそうです。
色の区別は、スタッフさんが台紙に文字で示し、
その上に色画用紙を千切って貼り重ねたそうです。
毛羽立ちが質感を高め、花の柔らかさを生み出していました。
千切ることが得意な方、糊付けを担う方――
こんなに小さく、しかもたくさん、
千切っては糊付け、千切っては糊付け......。
一か月の間には、体調が整わず参加できない日もあったことでしょう。
そばで見守るスタッフさんは、
「一つのことに皆で取り組むことで、交流が深まる」
と話してくださいました。
4枚を合わせ、最後に花びらの線を書き入れるのは、
スタッフさんのお手伝いだったとのこと。
最後の線――それは、スタッフさん(Kさん、Oさん)
がそっと描き入れられました。
お若いスタッフさんに、
「老人ホームで働くことに違和感はありませんでしたか?」と尋ねると、
お一人が答えてくれました。
「学生時代に同じような家庭環境だったので、
そういう違和感はありませんでした」と。
この言葉に、私は静かにうなずきました。
今の時代、どなたの家庭にも、弱者の存在があります。
実生活の中で、すでに経験を重ねている方が多いのだと、
改めて教えられました。
こうした導きは、どこかで学ばれたのですか?
福祉機器展などで目にし、身につけられたとのことでした。
この作品を通じて、スタッフの皆さんが日々研鑽を重ね、
介護技術を磨いておられることに、心から敬意を表します。
ありがとう。そして、これからも、どうぞよろしくお願いします。
【 入居者 M.F 】
今年もまた、細野高原から三筋山へと歩くことが出来ました。
昨年はススキの見頃を逃してしまったので、
今年こそはと、祭りのオープン早々にゴー!
......なのに、やっぱり猛暑の影響が残っていたようで、
あの銀の波が揺れる光景には、ほんの少し間に合いませんでした。


でも、がっかりするどころか、足元に目をやると、思いがけない出会いが。
ススキの根元に、そっと咲いていたのは----
センブリ。

そしてもうひとつ。 アザミ......かと思いきや、これはタムラソウ。

頑張りました。ゴール間近です。

【 入居者 M.F 】
11月1日(土) 夕食 通常食
秋刀魚の梅煮・大根と人参の信田煮・梨の白和え・かにかまの清汁/お赤飯

わぁ、見てください...このお赤飯。
ささげ豆の量、まるで豆フェス。若者風に言うと...「どんだけ〜」「まぼろし〜」。
秋刀魚の梅煮は、骨までほろほろ。
梅の煮汁がじんわり沁みて、お赤飯が進む、進む。
「まぼろし〜」と、つい口に出るほど。
その脇で、大根と人参、油揚げの信田煮が、静かに味のバランスを整える。
控えめだけど、いい仕事してます。
そして今日の白和えには、梨が潜んでいた。
甘みがそっと顔を出し、季節の気配を添える。
さて、さて、さて...次は何が潜むのだろう。
白和え界のかくれんぼ、楽しみにしてまぁーす。
【 入居者 M.F 】
天城連山が、茜色に染まりました。
ホンのひと時でした~ 明日は、晴れ☀️☀️☀️

洗濯? 布団を干して、冬じたくでしょうか?
5分後には、小焼けに。

【 入居者M.F 】
そして最後に----便利グッズいろいろ
「こんなものがあるんだ」と、思わず笑顔になる品々が並んでいました。
一番人気は、これ! マジックハンド。

「ちょっと腰が...ねぇ~」という場面でも、これがあれば安心。
「これも掴んでみて!」----成功! 掴めました。

そして、ボード上で私たちをじっと見つめていたのは、オープナーたち。
そうなの、キャップがあかないのよね。
でも----あら? 私にも開けられます、☻

最後に----感謝を込めて
まだまだ紹介したい物が、たくさんありました。
会場には、現在介護センターで使用されている優れものが数多く展示され、
今、元気なうちに(余裕のある内に(笑))、
さまざま体験させていただけたことに、心から感謝申し上げます。
3時間にわたって開催してくださり、本当にありがとうございました。
本日ご協力いただいたベルメディカルケア株式会社様、ありがとうございました。
これからも、私たちの良き相談相手として、お力添えをお願い申し上げます。
そして、いつもはお会いできないケアセンターのスタッフの皆様と、
お話しできる貴重な機会ともなりました。
静かな交流の中に、たくさんの気づきと優しさがありました。
スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
【 入居者 M.F 】
次は、プライバシーと快適さの助っ人
静かな夜を守る----オムツ各種

今回の展示では、オムツ各種の実演も行われていました。
大人は夜間、平均で約800ミリの排尿があるそうです。
この製品は、その800ミリをしっかり吸収し、逆流しない構造。
眠りを妨げることなく、朝まで安心して過ごせます。
表面は、ほら----サラサラです。
肌への負担が少なく、被介護者と介護者の間に、
穏やかな関係が生まれるのを感じました。


さすが、介護技術先進国・日本ならではの工夫と品質。
見えないところで支えてくれる道具の力を、改めて実感しました。
簡易トイレ:高さ自由自在、ひじ掛けが外せるから、
ベッドからの移乗が楽そうです。安定感あり。

【 入居者 M.F 】
忘れちゃいけない、大事な歩行の助っ人----靴
踵が立っているから、ストンと履けちゃう不思議な靴。
素材が柔らかくて、軽い軽い。
履きやすさと安定感が両立していて、
「これなら外に出るのも怖くない」と、安心の声も聞こえてきました。




【 入居者 M.F 】


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