身近に見つけた自然の恵み "ヤマナシ" の実
ヤマナシの木は9月から10月上旬に直径3~4㎝程の実をつける落葉高木で
雌雄同株。現在栽培されている日本ナシの原種です。
私たちが秋になると食べるさまざまな品種の日本ナシのルーツと言える木が
5号棟1階 庭園の隅にあり今年も緑の葉っぱの間からマスタードイエローの実が
いくつかなっているのが見えます。残念ながら実は酸っぱくて食用には向いていません。
余談ですが "やまなし"という宮沢賢治の短編童話が1923年4月8日、
岩手毎日新聞に掲載されています。この童話は、蟹の兄弟が青白い水の底で話をしている
日常の風景を豊かな表現力で描いた作品で、数少ない生前発表童話の一つだそうです。
まだまだ暑いには続きますが身近な自然からちょっと一足早い秋を感じてみていただけた
らと思います。
(コミュニティ職員)
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