アサギマダラ・・・日本全土に分布し、主に標高の高い山地に生息する蝶です。 春から初夏にかけて羽化した個体が、秋には直線距離で2,000kmも離れた南西諸島、台湾へ移動することで知られています。実際に、マーキング調査(捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所・年月日・連絡先などをマジックインキで記入後、放蝶・・・このマーキングされた個体が再び捕獲された場所・日時によって移動距離、所要時間等を調べる)によって、1,500km以上南下した個体や、1日で200km以上の距離を移動した個体も確認されているそうです。 何故、蝶がこんなに遠くまで飛べるのか?? アサギマダラは「フジバカマが好物」としていることを考え合わせると、私はこちらの説がもっともらしいと思います。
今回は里から北に30kmほどの所にある播州清水寺(標高500m)に、アサギマダラが到来する時期だと聞いたので、行ってきました。
寺の駐車場から5分も歩かない参道に、アサギマダラの好物だというフジバカマが咲いていました。近づいて見ると3頭も集まっています! そして別のフジバカマにも1頭! どの個体も、フジバカマの蜜を一心不乱に吸っていて、少々近づいても大丈夫そうですので、調子に乗って近づいて撮ります。
後ろ姿も素敵です♡
蜜を吸っている様子を拡大してみました。
因みに、フジバカマは参道脇に咲いており、結構人通りもある環境でした。 里でもフジバカマを栽培すれば、この季節にはアサギマダラが翅休めに立ち寄ってくれるかも知れませんね。(入居者 K.I)
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