神戸と〈里〉の四季: 2023年1月アーカイブ

ラン科の花 3種

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デンファレ(デンドロビウム ファレノプシス)

原産地:オーストラリア北西部~ニューギニア

入居者R.Nさんが渡り廊下に鉢植えを飾ってくださっている。

ラン科の花の特徴は、3枚の咢片、2枚の側花弁、1枚の唇弁からなる。

唇弁は虫を誘うため美しく飾られる。唇弁の中の凸部は、雄しべと雌しべが融合した「ずい柱」である。

IMG_0020mini.jpgシンビジウム

花の名を生活サービス課の植物に詳しい職員さんに教えてもらった。

ロビーを飾る松や梅に色々の花を添えた正月用生け花の中で、シンビジウムの黄色の花弁と唇弁の赤色の帯が目立つ。

シンビジウムは多種類の花を含むが、その中で写真の花は代表的な花の一つと言える。

IMG_0030mini.jpgシンビジウム

花の名は入居者R.Hさんによる。薄緑色で細長い花弁と特徴的な唇弁が珍しい。

大食堂の入口の生け花で撮影した。

シンビジウムは東アジアから東南アジアに自生するラン科の植物で日本に出回っているものは、

それらの原種を交配し、品種改良したものであるという。 (2023.01.16 入居者M夫妻)

3種の珍しい花

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2022112 ①3種の珍しい花.jpg

ピンクッション(針刺し)

花は頭状花序(例えばキク科の花)で径10㎝ほどの球形。その花被から赤色の長い雄しべが突き出る。

針刺しに針をたくさん刺したような姿である。

ヤマモガシ科で、原産地は南アフリカ。

ピンクッションも次のストレチアも大食堂入口の生け花で撮影した。

20221121  ②3種の珍しい花.jpg

ストレチア(極楽鳥花)

花茎の先端にある青緑色の苞は、蕾を包んでいた特殊な葉である。

花は、外花被(3枚・橙色・萼に相当)と内花被(1枚・青紫色・花弁に相当)で構成される。

雄しべは内花被から突き出る。雄しべは花弁の中にあり、花粉は蜜を吸う太陽鳥の足につく。自生地:南アフリカ

20221121 ③3種の珍しい花 大.jpg

マユハケオモト

花の姿が眉刷毛に似て、万年青に似た葉をつけることから、眉刷毛万年青(マユハケオモト)と名付けられた。

花は、たくさんの小花が集まって形作られている。

ヒガンバナ科ハエマンサス属の多年草。これも南アフリカ原産。

渡り廊下の鉢で撮影した。(2022.11.21 M夫妻)

 

3種の芙蓉

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久しぶりに2号館西側の庭に出たら、芙蓉の大きい花が咲いている。

若い2株に2個と6個のピンクの花が咲き、背丈より高い株には10個の薄いピンクが咲いている。

ピンクの花びらの根本には紅色の斑点が目立つ。

雄しべの少し曲がった花柱の周りを多数の雄しべが囲んでいる。

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薄いピンク色の花に紅色の斑点はない。初めて見る珍しい花である。

花の直径は10㎝弱で夏の頃より小さいように思う。

特徴のある葉は五角形で手のひらのように大きい。

集会所の道路脇で咲くピンク色の花は、夏には30個以上咲いていたが、

夏の終わりには1個まで激減し、

9月21日には15個に盛り返している。

20220922芙蓉3.jpg

ここに入居する前、隣家の庭に純白の芙蓉が咲いていた。

それを眺めながら旧制・第一高等学校寮歌の1節<芙蓉の雪の精をとり>を

口ずさんでいたのを懐かしく思い出す。

インターネットで調べていたら、純白の花びらの根本に紅色の斑点のある品種

<フヨウロザン>があり、これも美しい。(2022.09.23 入居者M夫妻)

 

 


 

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