新たな趣味 書道への本格的な挑戦

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私は8年前に里に入居した時に、老後の趣味として書道を始めた。

里の書道クラブで月2回師範の指導を受けるとともに、日本習字教育財団に入会して毎月

1回財団から送られてくる教本に記載の課題を財団の検定半紙に書いて財団へ送りそれを

財団の師範が添削して返送されるというシステムの下で、腕を磨いた。

髙田氏賞状①.jpg

腕を磨いたと言えば、聞こえは良いが、この頃は、私の最大の関心事は、自分の政治評論

を出版することであったので、書道への取り組みは二義的であった。

本格的に取り組むことになったのは、2023/8に最後の出版を終えた直後に財団から

7月号の添削結果が返送されてきたときである。

取り組み方も従来比倍増したと言ってよく、少なくとも毎月20日間は筆を握り1日1時間

以上は取り組んだ。本格的に取り組んだために、自分の中でも少しは上達したかなという

実感があったのだが、更に真剣に書道に取り組んでみようと思ったのは、2024/1に

財団主催の全国書初め競書大会に応募した自分の出品作品が「観峰賞」という財団創設者

の原田観峰翁の名前を冠した特別の賞を受賞したことである。

まさか、単なる趣味で書いている自分の作品がこのような賞を受賞するなど思ってもいな

かった。まさに青天の霹靂であった。

しかし、折角の受賞なので、これを生かさない手はないと考えて、今は毎日5時に

起床して、2時間ほど、漢字28文字(漢詩の七言絶句)を財団の検定半紙に

5枚書くようにして努力をしている。それは半年ほど前から、夜9時就寝、朝5時起床と

いう生活スタイルを確立しているからである。幸いに82歳の今、隠居老人らしくなく

健康そのものであるので当分の間続けることはできるであろう。

むしろ、書道に取り組むことが最大の生きがいになっているとも言える。

( 入居者 髙田輝男 )

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